小説を書き始めたころから、長編小説に憧れがありました。
長編小説そのものへの憧れというより、「こんな感じの話を書きたい!」と思った作品が長編だったという感じです。
私が小説を書き始めた理由なんていうのはここでは関係のない話なので、詳しくはプロフィールをご覧ください。
さて、私が長編小説の結末まで書ける(完結させられる)ようになるまで、ものすごく長い時間がかかっています。
まともな完結作が出来上がるまで、多量の未完作品を生み出してしまいました。
ここでお話しするのは、小説を完結させることに悩み続けてきた人間が見つけた、小説を完結させる方法です。
長編小説を完結させ、文学賞(新人賞含む)に応募することを目標としています。
新人賞で優秀賞を取るための方法ではありません。
その前の、スタートラインに立つための方法です。
- エタやめステップに向いている人と向いていない人
- エタやめステップの概要
- まとめ
エタやめステップに向いている人と向いていない人
「もうエタるのはやめた!式長編小説完結までのステップ」を略して、「エタやめステップ」と呼んでいきます。
はじめにも申し上げましたように、これは「何度も挑戦しているのに一度も長編小説を完結させたことがない人」向けの方法です。
「準備編」から読んでいけば完結に行き着くように構成しています。
ですが、自力で長編小説は完結させることができる人には不要な内容です。
そういった人は、目次ページから必要そうなところだけを選択して読んでください。
向いている人
エタやめステップを初めから読むのに向いているのは下記のことに覚えがある方です。
- 長編小説を書いたが途中でやめてしまった
- 勢いで連載を始めたのに完結する前に飽きてしまった
- 未完作品を何作も持っている
- 長編小説は書きたい意欲が強い(でもできたことがない)
- エンディングまで書き切ってから人に見せたい
こういった人には参考になる部分が多いはず。
向いていない人
下記のタイプの方にはこのステップは不要かと思われます。
- 自力で長編小説を書ける
- プロットは練らなくても小説を書ける
- 頭の中の設定だけで小説を書ける
- 書いている途中で人から感想をもらってモチベーションを維持したい
このステップでは基本的に、長編を書いている間は一般公開をせずに作業を進めていきます。
孤独の中の作業です。
心が折れやすくなりますし、飽きも早くなります。
ある程度どうにか小説を書けるという人は、「準備編」はスッ飛ばしてしまって、次の「執筆編」や、さらにその次の「推敲編」を読んでみてください。
エタやめステップの概要
これを、下記の5つに分けて記事を更新していく予定です。
- 準備編
- 練習編
- 執筆編
- 推敲編
- 応募編
はじめから順番に読んでいく必要はありません。
目次ページからタイトルと概要を確認し、参考になりそうなところを選んで読んでみてください。
もちろん、はじめから順を追って読んでいっても問題ありません。
以下では各項目の概要をお話しします。
準備編
小説本編を書き始める前に用意しておくと良さそうなことをお話していきます。
プロットだとか設定だとかはこの項目ですね。
あとは小説を書くツール(Wordとか一太郎とかスマホとか)についても触れます。
この準備編が一番長いです。
準備はしっかり行います。
たいていのことは、準備さえ入念に行っておけば何とかなるのです。
社会人となって仕事を経験した結果、得た学びです
この考えの下、小説でも準備はしっかり行っていきます。
長過ぎて途中で飽きると思うので、完全に飽きてしまう前に練習編もかじってみてください。
練習編
こちらでは小説を書く練習をする方法をお話していきます。
どこから手をつけたらいいのかわからないときに、とりあえずすぐに始められるようなことをお話しします。
私自身が脳筋()なので、小説の質を上げるのは「とにかく書いて経験を積んでいく」という考えがあります。
小説をどんどん完結させていくのが一番です。
ですが、そもそも小説を完結させること自体が難しいというのが問題ではあります。
まだ、小説を完結させる力が不足しているときでも取りかかれることを紹介します。
執筆編
いよいよ本番である執筆編です。
「準備編」できっちり準備していたらここはスムーズにいけるはず。
小説を書いていて一番楽しいのはここなのですが、挫折しやすいのもここです。
「準備編」から「練習編」を挟みつつ、スムーズに「執筆編」を駆け抜けるのが目標となります。
「執筆編」で結末まで書けたらほとんど終わったようなもの。
終わったようなもの──ではあるのですが、せっかくならちょっとでもクォリティを上げたいところです。
次の「推敲編」でさらに一歩上を目指していきます。
推敲編
長編小説を完結させるだけでしたら「執筆編」で終わって問題ありません。
しかしそれをそのまま新人賞へ応募するのはやめた方が良いかと。
いえ、止めはしないんですが、完結させたそのままの作品を応募してもほぼ間違いなく落選します。
「これをやったら確実に受賞する!」なんてことはありませんが、「これをやったらもしかしたら受賞できる…かもしれない?」というのが「推敲編」でお話しする内容です。
小説のクォリティを上げる一助となるだろうお話をしていきます。
この「推敲編」が終わってやっと、スタートラインに立つことができます。
応募編
たくさんの時間をかけて「準備編」から「執筆編」「推敲編」と重ねてきました。
ここでやっと新人賞に応募することができます。
応募する文学賞の決め方や、応募する際に注意しておくことを紹介します。
…と、ここでは応募する方向でお話してきましたが、完成後の小説は新人賞に応募するしかない、なんてことはありません。
- 電子書籍として発行する
- 同人誌として発行する
- 小説投稿サイトに投稿する
などなど、方法は様々です。
これらについては後にそれぞれの項目を用意してお話していきます。
まとめ
- 小説の書き方を一から順序立てて解説していく
- 小説を書いてきたけど悩んでいるうちに書き方がわからなくなってきたとき…
- 長編小説を書きたいのにどうしても書けないときに…
エタやめステップでお話しできるのは、「小説ならこうやって書く!」といった、小説の常識ではありません。
(そもそも小説の書き方の常識って何なんだろう)
私がお話しできるのは、エタりに悩み続けてきた一人の人間のやり方です。
小説の書き方を学ぶ学校やプロの講座では、全く違うことがお話しされるでしょう。
また、私と同じ悩みを抱えた人であっても、このやり方が合う合わないはあるものだと考えられます。
何より、小説を書くのは苦しむものではなく楽しむものであってほしいという願いがあります。
全てをそのまま真似るのではなく、「こんなやり方をしている人もいる」と、参考にしながらご自身に合う方法を見つけていただければ幸いです。
読み直しても減らない誤字脱字は、スキルを持った人にチェックしてもらいましょう。
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