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電子辞書とExcelでランダムな語句(お題)を出す方法|スプレッドシートでもできるよ!

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ネタが何も思い浮かばないのに書きたい欲だけが高まってしまったときに使える、ランダムお題メーカー(のようなもの)を自作する方法を編み出しました。

Excelと辞書でお題メーカーを自作する方法|小説(創作)のネタ作り どうしても小説を書くネタが浮かばないときや短編小説を書く練習をしたいときに、お題(ネタ)を自動で生成してくれるシステムがあるとものすご...
ひらどー

既存のものを使った方がいいお題が出るのは間違いないんですけどね!

自分でいい感じのお題を編み出すセンスはないので、辞書から語句を無作為に引っ張り出しました。

ひらどー

辞書には数多の「言葉」が載っていますから

前回の記事では紙の辞書を使ってお題(語句)を出す方法をお話ししました。

今回は、電子辞書を使ってお題を出す方法をお話しします。

何度でも申し上げますが、既存のお題メーカー等を使用した方が、ずっと簡単に、ずっと良い感じのお題を出すことができます。

ランダムでお題を作ってくれるサイトを見る

この記事は、「手元にあるものを使って、良い感じのお題を自分で用意したい」という方向けです。

Excelや関数を独学で勉強している人間の書く記事です。筆者はExcelのスペシャリストではありません。

なお、エクセルを使って紹介していますが、スプレッドシートでも再現可能です。

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用意するもの

用意するのはこれだけ。

  • 電子辞書
  • ExcelまたはGoogleスプレッドシート

「電子辞書はないけど紙の辞書はある」という人は、前回の記事の方法をご覧下さい。

Excelと辞書でお題メーカーを自作する方法|小説(創作)のネタ作り どうしても小説を書くネタが浮かばないときや短編小説を書く練習をしたいときに、お題(ネタ)を自動で生成してくれるシステムがあるとものすご...

電子辞書を使うときは

紙の辞書を使ったときは紙の辞書の、

  • ページ数
  • 段数
  • 1段辺りの単語数

を頼りに語句を決めました。

電子辞書にはページ数段数ありません

電子辞書を使うときは、電子辞書で検索する文字ランダムに出します。

ひらがな2文字無作為に出して、出てきた2文字電子辞書入力し、表示された画面の中から一つだけ語句を選ぶ形です。

VLOOKUP関数を使うので、紙辞書版よりもちょっとややこしくなります。

手順

ざっくりとした手順は下記の通りです。

  1. 数字と五十音を一字ずつ入力する
  2. VLOOKUPとRANDBETWEEN関数を入れる
  3. ②で作った式をもう一つ作成する
  4. 出てきた二字を電子辞書に入力する
  5. 表示された語句をお題にする

①数字と五十音を一字ずつ入力する

VLOOKUP関数を使って語をランダムで表示させるため、VLOOKUP関数で表示する語のリストを作成します。

VLOOKUP関数とは

表を縦に検索して、指定したデータを表示させる関数。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)

という形で書きます。
この範囲をこの値で検索かけて、この列番号に書かれているものを表示する……という関数です。

手順①ではまず、VLOOKUP関数で表示させる語のリストを作成します。

A列数字B列ひらがな縦方向一字ずつ入力していきます。

数字が左、ひらがなが右にあれば、A列やB列でなくても問題ありません。

数字は左側に入れます。右側ではありません。
VLOOKUP関数では左に数字が入っていないと上手く検索をかけることができません。

「ゐ」「ゑ」「を」は入れずにひらがなを入力しました。

ひらどー

数字は45まで入力することになるはず

②VLOOKUPとRANDBETWEEN関数を入れる

空いているセルに下記の関数を入れます。

=VLOOKUP(RANDBETWEEN(1,45),$A$1:$B$45,2,FALSE)

この式ってどんな意味があるの?

ランダムに抽出された1~45までの数字をもとに、A1~B45の範囲内で検索をかけて、右から2番目の列に書かれているものを表示させる、という意味の式です。

「FALSE」は完全一致で検索をかけてください、という意味です。

こうすると、ひらがながランダムに一字だけ表示されます。

私はSheet1に、ひらがなリストと関数を一緒に入れました。
見やすくするために、ひらがなリストと関数は別のシートに入れても良いです。

その場合、関数の範囲を指定するときにシートを指定する記述を入れることをお忘れなく。

一字だけでは、電子辞書で引いたときに出てくる語句に幅が出ません

2文字を使って検索をかけられるように、さきほどの式を隣にコピペします。

さらに、辞書の検索画面の、上から何番目の語句を使用するかを指定するための、RANDBETWEEN関数も作ります。

私の辞書の設定では1画面15個表示されていました。

ひらどー

1~15の間でRANDBETWEEN関数を作ります

電子辞書の表示設定によって1画面辺りの表示語数は変わります。
お手元の辞書の画面を確認し、表示される語句を数えてください。

③出てきた2字を電子辞書に入力して、最初に表示された語句をお題にする

先ほどの画面を見てみます。

」「」「3」が出てきました。

手元の電子辞書に「あう」を入力します。

上から3番目に「アヴァンギャルド」が出てきました。

これをお題にします。

ストーリーが浮かびそうならこのまま作ります。

これだけでは難しいときは同様のやり方で、5個くらい語句を出します。

RANDBETWEEN関数は、どこかのセルに何かを入力してからエンターを押すと、また別の数字がランダムで抽出されます。
これを利用して、空いているセルに語句をメモしながら表示を切り替えていくと、スムーズに複数個のお題を記録することができます。

ちなみに私がこのやり方で引いた語句は下記の通りです。

  • アヴァンギャルド
  • むちむち
  • エポックメーキング
  • テラス
  • 野砲
ひらどー

前回の記事で出した語句とは全然違うものが出ましたね

ひらどー

エポックメーキングと野砲は初めて見た言葉でした

Excelと辞書でお題メーカーを自作する方法|小説(創作)のネタ作り どうしても小説を書くネタが浮かばないときや短編小説を書く練習をしたいときに、お題(ネタ)を自動で生成してくれるシステムがあるとものすご...

おわりに

語句が出てきたらあとは簡単です。

己の想像力思考力妄想力を信じて、出てきた言葉からストーリーを捻り出します。

全部のお題を使っても良いですし、この中から良い感じの語句を選んで考えても良いです。

自分で作ったお題リストなので使い方も自由!

おすすめは7個くらい語句を出して、その中からいくつか選んで捻り出す方法です。

思いがけない語句が出てくることが多々あるので、自身のストーリー創造力が鍛えられます。

当記事で出てきたお題リストの

  • アヴァンギャルド
  • むちむち
  • エポックメーキング
  • テラス
  • 野砲

はご自由にお使いください。ただし、どのような物語が生まれたとしても責任を負えません。

もし当記事のお題を使って物語を作成されても報告は不要です。ですがご報告いただけましたら喜んで拝読しに行きます(色んな方が書くこのお題の物語を読んでみたい)。

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