小説の感想に関するアンケート調査を行っています。
感想依頼

小説感想サービス実例紹介!ひらどーはこんな感想を書く(短編小説の場合)

私、ひらどー(@hirado11)が行っている小説感想サービスの実例紹介、第2弾です。第1回実例紹介はこちら↓

今回ご紹介するのは、短編小説を書いた小原由香里(@kumxxxxxxxxo)さんとのやり取りです。

今回も、依頼者とのやり取りと、納品した感想+気になった点の一部を紹介します。
全てブログに書いてしまうと作品の重大なネタバレを含んでしまうので、抜粋して記事にまとめています。ご了承ください。

小原さんからのDM

小原さんからいただいたDMは、夏野さんとは少し事情が異なりました。

小原由香里さん
小原由香里さん
お世話になります。小説の感想&辛口コメントをお願いしたいのですが、ココナラで出品一時休止だったのでこちらにご連絡させていただきました。どこか別のサイトでやっていたりしますか?

小原さんは以前から、私がココナラでやっているサービスに興味を持ってくださっていました。今回の無料お試しキャンペーンはツイートで希望者を募っていたのですが、ツイートが流れてしまい、見逃してしまっていたようです。

ひらどー
ひらどー
ツイッターの情報を全部追うのは、難しいですからね

こちらのツイートを紹介した上で、お試しキャンペーンをおすすめしました。

実は、小原さんはこちらからお願いしようかとも思っていたのですが、上記の条件があるため、自分からはいいづらかった、という裏事情があります。

お話したところ、快く了承してくださり、依頼の小説を読むことになりました。

受注から納品までの日数

小原さんの小説は、5,000字ほどの短編だったので、読むのにはさほどの時間がかかっていません。読み始めから1日で読了しています。

大変だったのは感想を書く工程です。

ご本人に送る感想だったので、ネタバレは気にしなくてよかったはずなのに、すごく難しかったです。読んで、感じたことをまとめるだけの作業のはずだったのですが。

普段は、登場人物について掘り下げて感想を書きます。今回の作品は、登場人物の個性を楽しむ話とは違った類の話だったので、難しく感じました。

よく書く感想は、こういった形態のものです。

以下では、悩みに悩んだ私が、実際に納品した感想と気になった点を掲載します。※納品後、小原さんが修正し、内容が異なる箇所があります。

納品した感想の抜粋

文字数は1,261字です。

「愛でるもの」は、読者に語りかけるような形で進められるお話でした。朗読劇のように、語り部である「わたし」が物語を進めていきます。
「わたし」による、穏やかな語り口で、物語に引き込まれていきました。状況の描写が丁寧で、「わたし」と同じ視点で周囲の様子を見ることができました。
そして、情報の開示が絶妙で、「次はどうなるんだ?」と読みながら先が気になって仕方ありませんでした。
また、読みながら、様々なことを考えていました。

まず、「わたし」はまだ幼い子どものように感じました。「お手伝いさん」と使用人らしき人を呼んでいたからかもしれません。

「わたし」は使用人のいる、大きな屋敷を別荘としていることから、金持ちの家の子どもだと分かります。そして、どうやら両親の仲は悪く、両親と「わたし」との関係も、良くないらしいことも感じました。

1日目、親戚の子と遊んでいたはずなのに、その子達は消えてしまいます。代わりに白い花を見つけました。このときに、「親戚の子は花に変わってしまったのだろうか?」と思いました。
2日目、周囲には同じような屋敷が並んでおり、「ポーチが抜けている」荒れた屋敷もあることが分かります。実はもう、その街は崩壊していて、「わたし」は自分が死んだことが分からないままに動いている「幽霊」なのではないか、と思いました。

このとき「幽霊だから、親戚の子達と遊べなかったのだろうか。だけど、親戚の子達は、『わたし』を突き飛ばしていたから違うか」と考えています。

3日目、花を閉じこめてもらったので、冒頭でいっていた花とは、この花のことだったのか、と思いました。
4日目、再び親戚の子が登場したので、「親戚の子が花になった説」は私の中で消えました。
5日目以降、「わたし」がどんどん色んなものを閉じこめていったので、読む速度も加速していきます。

言葉まで閉じこめてしまったときは「これ、最後にどうなるの!?」という気持ちでいっぱいでした。

そして、最後の一文です。

ここで、最後に(重大なネタバレを含むため、以下略)

抜粋といいながら、私が書いた感想をほとんど掲載してしまいました。
※ご本人から許可を頂いています。

ひらどー
ひらどー
どう書けばいいのか分からなくなったので、
話が進むごとに自分が考えたアレコレをそのまま書きました!

読者が色んなことを考えられるのが、この小説の面白さだと感じたため、このような形で作成しました。

納品した気になった点の抜粋

本文の引用を含めて、1,201字です。
普段であれば、誤字と思われる箇所や、誤用と思われる箇所を書きます。

その他に、「登場人物がここで何を考えていたか分からない」「ここの背景が分からない」といったことを書くことがあります。

今回のように「登場人物の設定が曖昧であることがいい」と感じた小説だと、これらについて敢えて、指摘しません。

ひらどー
ひらどー
分からないのが、逆にいい小説もありますからね
  • 文章に関すること
  • 小説の表記法
  • 疑問点
  • あとがき

についてまとめ、納品しました。ここでは、実際に納品したテキストの画像を貼りつけて紹介します。

文章で気になった点

文章に関することでは、冒頭の呼びかけの一文や、重なっている語、表記揺れについて書きました。

呼びかけの一文も、重なっている語も、明確にルールがあるものではありません。

書き手の好みによります。これが、本当に朗読劇で、音声で聞いていたら気にならないかもしれません。目で追っていたときに、気になってしまったので、記述しました。

表記揺れについては、小説の内容が内容だったので、意図的に表記揺れを入れている可能性がありました。地の文の「わたし」と「私」が入り混じっていたのですが、念のために記述しておきました。
該当箇所についてはネタバレが含まれているので、画像を掲載できません。

小説だと、書き手敢えてそういう表現をしている場合があるので、気になった点を書くときはかなり緊張します。しかし、読んでいて「気になった」のは事実です。素直に書きました。

小説の表記法

小説を書くときには、独自のルールがあります。そのルールについての話です。

・(中点)ではなく…(三点リーダ)または―(ダッシュ)を2回繰り返して使います。
…と―のどちらを使うべきかは、明確に決められていません。

ひらどー
ひらどー
私の中でははっきり決まってるのですけどね

私のルールを押しつけるのは違うと思い、自分のルールについてはいいませんでした。

疑問点について


「たぶん、『屋敷の壁が白や淡い黄色だろう」と推測はしていました。ですがはっきりとした記述がなく、「どうなんだろう?」と迷ってしまったので、疑問点に書きました。

筆談をするとしたら、自分の声が出ないか、相手の耳が聞こえないかのどちらかが主だろうと考えています。「お兄さん」自身は喋ることができて、耳も聞こえるはずなのに、「わたし」に筆談をしていました。彼にどういう事情があったのか、読みとることができませんでした。

あとがきについて

余計なことかもしれない、と思いつつ、あとがきについても気になった点を入れました。

私自身が、「あれってどうなのだろう?」「あれってこうなのかな?」と、ずっと思考を膨らませていました。あとがきで答えを絞られてしまうと、その楽しみ方ができなくなってしまうかな、と感じ、このように書きました。これにつきましては後のやり取りの中で補足しています。

納品後のやり取り

納品が完了した後の、小原さんとのやり取りをそのまま掲載します。

小原由香里さん
小原由香里さん
お疲れさまです!
とんでもありません。私の拙い小説を読んでいただき、ありがとうございます。まず、一気に読ませていただきました!ちょっと今興奮気味です。基本的な記号や言葉の重複はおっしゃる通りですね。お恥ずかしいです。修正しなきゃですね。この部分、提案していただけているのがとてもありがたいです。
小原由香里さん
小原由香里さん
また、疑問点もなるほど!と思うものや、ここはこういうつもりだったけれど、確かにこれだけじゃわからないよなと、反省するものなどなど。。。とにかく、本当に素晴らしいですね。たぶん、ひらどーさんが好意や興味を持った上で読んでくださっているので、指摘いただいた点も素直に受け止められるし、好意や興味を持って読んで下さっている人に伝わっていないのであれば、その他多くの人には絶対に伝わってないだろうなとも思えるので、表現など見直さなければ、と思います。あとがきも、ご指摘を受けてなるほどなと思いました。
小原由香里さん
小原由香里さん
素晴らしいサービスだと思います!ありがとうございます。絶対また利用したいです。今後はココナラではなく別の場所になるんでしょうか???などなど、また明日お話聞かせて下さい。夜分遅くにすみません!本当にありがとうございました!
ひらどー
ひらどー
ありがとうございます!
ご満足いただけたようで、胸をなでおろしております。
ひらどー
ひらどー
感想にも書きましたが、色んな解釈ができる作品なので、読者の思考に幅を持たせるのもアリだと思います。
もし、小原さんが「これをどうしても伝えたい!」「ここはこうじゃないんだ!」という箇所がありましたら、作中で少し足した方がいいかもしれません。あとがきにつきましては、もしでしたら「主人公はこう、お兄さんはこう」と明確にいわず、「こういうきっかけで作品を書いた」「こういう気持ちを伝えたかった」と内容に直接触れないことを書かれると、読後感が更によくなるかもしれません。この作品につきましては、既にあとがきが公開されている状態ですので、もしでしたら、今後の作品を書くときに、「こういう書き方もあるかな」と思っていただければ幸いです。
ひらどー
ひらどー
また、素晴らしいサービスと、嬉しい言葉をありがとうございます!!
今後も、ココナラでの受注も行う予定でいます。
ココナラでの会員登録が面倒、という方向けに、ブログから直接依頼できるページを作成する予定でいます。
SNSアカウントで登録し、クレジット決済ができる、ペイモビズでの窓口を広げる予定です。
ひらどー
ひらどー
ですが、小原さんは既にココナラで登録されていますので、ココナラでの利用の方がお得かと思います。
定期的に(毎週末?)割引クーポンがもらえるクジがありますし、貯めたポイントでサービスを値引きできます。
そして、ココナラでは他にも同様のサービスを行っている方がいますので、色んな方の言葉を聞いていただければ、と思います。他、疑問点ありましたら、引き続き、お話を伺います。ありがとうございます!

小原さんは、私とツイッターで知り合った後に、ココナラで登録してくださいました。ココナラのサービスで、お気に入り登録してくれた人の中に、見慣れたアイコン(小原さんのアイコン)があったのを見つけたときは驚きました。同時に、嬉しく思いました。私の感想を求めてくださるのはものすごく嬉しいです。ですが、折角ココナラに登録してくださったので、他の人のサービスも利用し、色んな感想を取り入れるのもいい、と考えています。もしだったら私以外の感想でもいいと思います。これは小原さんの力になる、と信じて、このように勧めました。

まとめ

「この作品が好き!」という想いを形にしづらいというのは、初めての体験でした。気持ちだけは、確かにあるのに、文字に起こし、それをまとめるのが難しかったです。長編小説をまとめるのとは、また違った難しさがありました。そして、この作品を読んで、短い文章でも引き込む力があれば、物語に強い印象を持たせることができることを知りました。

  • どうして引き込まれるのか?
  • どうしたら読者を引き込む文章を書けるのか?

それについて考えるきっかけであり、勉強になった作品でした。
上記で紹介した作品の詳しい内容はこちら↓で紹介しています。
本編はこちら↓から読めます。

小原さんが今回のサービスの感想を、小説のあとがきに書いてくださいました!
>>COLOR(カラー)あとがき