未完常習犯の私がついに、小説を完成させました。
5W1Hを使って、50文字だった文章を379文字にかさ増ししてできたものです。調整に調整を加え、最終的には866文字のショートショートへ進化を遂げました。
ここで更にエピソードを加え、「短編小説――いや、長編小説にしてしまおうか!」とも考えたのですが、そんなことをしているうちに、また挫折してしまいそうだったので、断念しました。
じゃあもう、これで投稿してしまおう!と決意してしまいます。
そこで、気になってくるのは、他の人からもらうであろう「感想」です。
いえ、感想をもらえること自体が稀だということは知っているんですよ? ショートショートですから、感想が書かれない可能性の方が遥かに高いです。
でも、もし、もしですよ?
もし、感想が書かれたらどうします?
しかも、それがものすごくきつい言葉だったら?
心が折れてしまいます。ガラスハートなので。
ついでに筆も折ってしまうかもしれません。
でもそんなのは嫌だ!
まだまだたくさん書いていきたいです。長編小説だって書いてみたいです。
知らない人様にいきなりきつい感想をもらって凹むくらいなら、自分から頼んできつめの感想をもらって、ボコボコにしてもらおうという発想です。
ココナラでさんでん様に依頼
リアルに知っている友人だと、変に遠慮してしまう可能性が無きにしも非ずなので、ココナラ
今回は、小説の感想サービスの中でも特に実績が多い、さんでん様にお願いしました。
貴方の作品の感想を届けます 小説、漫画の感想が欲しいなという方向け
1作品につき、基本料金500円です。(追加オプションあり)
ショートショートという短い小説でも読んでくださるのかどうか不安だったため、ドキドキしながらダイレクトメッセージで連絡してみました。
返信は早かったです。ダイレクトメッセージを送信してから、同日以内に返信がきました。
はじめまして。
お問い合わせ頂きありがとうございます。
さんでんと申します。
ショートショートを書き上げられたとのこと、執筆お疲れ様です!
個人的に短編を読むのが好きなので、お問い合わせ、とても嬉しく思っております。(略)
お言葉が優しい!
まず、書いた人を労ってくださるなんて、素敵な方。
ショートショートってすごく短いですけど、私のような未完常習犯にはこれだけでも大変なことなんです。……と、言ってみたりみなかったり。
この時点で、私の心はもう貴方に一生ついていきます状態になっています。
ですが、私はブログで感想サービスを受けたことを紹介したいという思いがあったので、ブログでの掲載のお願いしました。
これで、許可が下りなければ、紹介記事は書けません。許可が下りなくとも、さんでん様に依頼することは既に決めていましたが、できたら許可をしていただきたいところ。
そして無事に、許可をいただけました! わーい!
ありがとうございました!
さんでん様は混乱されたかと思います。
申し訳ございませんでした!
作品送付から感想納品までの日数が早い
早速、小説を送付しました。txt形式での送付です。
短い小説だったということもあってか、納品はとても早かったです。
小説を受け取ったというメッセージから、約2日で納品されました。これは、小説の長さによって前後すると思いますので、参考までに。
納品された感想(辛口)
今回は公開前に自分の心を折っておくことが目的だったので、辛口の感想をお願いしました。
ショートショートは何が言いたいのかわからない作品が多い中、要素はうまくまとまっていたなと感じました。どんな人物が出てきてどう思っているのかはよく伝わってきました。ただ、小さくまとまっているのでインパクトに欠けます。
ワンシーンしかないので、読者に相手の生徒会長の魅力は他人から人気なくらいの人なんだなあ、と想像させるだけで明確にされていないため、この作品特有のキャラクターというものが存在しません。この人どういう人なんでしょうか。
文章も変ではないですし、描けてないわけでもないので、全体は悪くはないです。ただ、一度読んだらそれで終わりですね。この作品にしかない力強い何かが特になく、ふわっとしすぎていて刺さるものがないです。お菓子に例えるとゼリーというかこんにゃくゼリーのような…つるっとしている感じ…?
オレンジ色の桜も、卒業式の夕方にの桜が舞うなか思い切って告白し両想いになった、青春の思い出のエッセンス…というような、要素は良く描けているのですが…。
特に気になったのが、主人公のドキドキと緊張は伝わってくるのですが、お相手の魅力がどこなのかというのが全くないので、彼女がどこに惹かれて告白したのか全くわからず胸のときめきに感情移入できなかった点です。
前向きにとらえるなら、普段から好きな人がいて、ときめいていて、感情移入できるような立場にいる人なら自分に投影して楽しめると思います。が、なにもないところからはなにも生まれない作品であるように感じました。
全体評価を星で表すと☆3/5というところでしょうか。
もう少しキャラクターの掘り下げが出来るとよりよくなるかなと思います。
優しいです。
辛口だけど優しいです。
キャラクターの薄さについては指摘されて「ですよねー!」という言葉しか出て来ません。
もっときちんと、掘り下げて書けばよかったなあ、と後悔しました。
次はもっと、キャラクターについてもしっかり書くぞ!という思いが強くなります。
褒めるべきところは褒めてくれて、足りないところは指摘してくれる。
書き手のやる気を起こさせる感想でした。
多くの方がさんでん様にリピートを頼む理由が分かる気がします。ありがとうございました。
甘口と普通を選んだ場合の感想
今回は辛口でお願いした感想サービスでしたが、甘口と普通を選んだ場合の感想も気になります。
追加でお願いしてみました。
※追加料金 (甘口+普通)×500円=1,000円をお支払いしています。
【甘口】
執筆の仕方や作品形式について随分悩んでらっしゃるご様子で、ショートショートのままで終わらせるか長編にするか迷っているというお話でしたが、ショートショートとしてしっかり成立しており、よくまとまっている作品でした。
あまり短すぎる小説ですと本当になにが起こっているのか、なにがいいたいのかわからない作品も多いなか、どんな登場人物が出てくるのか、どんな場面設定なのか、主人公がどう思っているのか、などとてもよく伝わってきました。
ワンシーンだけとは思えない奥行きのある素敵な作品となっていましたし、誤字脱字や気になる誤用などもありませんでした。
もっと自信をもって発表していただいて大丈夫だと思いますよ。
特に、主人公がドキドキしている様子や緊張感が文章に出ていて、胸キュンがよく表現されていたと思います。
ワンシーンしかないので、お相手の生徒会長の魅力がどれほどなのか、他人からの評価からしか推察できないのがもったいないですが、主人公の独白のおかげでとっても素敵な人なんだろうなと思わせてくれます。
また、オレンジ色の桜や前髪を弄る主人公の仕草など、全体の描写がとても丁寧で、大切に描かれているんだな~というのが伝わる文章でした。
普段から好きな人がいて、片思いのときめき感情移入できるような立場にいれば、すごく感情移入出来て良いと思います。
このまま続きを描くもよし、このまま完成でもよし、この調子でどんどん書いていけばきっと長編もすぐ描けてしまうと思います。
【普通】
全体的によくまとまっていて、ショートショートとして十分に成立している作品でした。
長編にしようかどうしようか迷っているというお話でしたが、このままでも心配せずに大丈夫ではないでしょうか。
文章も丁寧で、誤字脱字や誤用もなく、ストレスなく読めました。
特に、ショートショートは何が言いたいのかわからない作品が多いので、ワンシーンのまとめとしては素晴らしい出来だと思います。
特に、主人公がドキドキしている様子や、緊張している様子が文章に出ていて、胸キュンな部分がよく表現されていました。
そのほか、オレンジ色の桜や前髪を弄る主人公の仕草など、全体の描写がとても丁寧で、大切に描かれていらっしゃるのが伝わってきました。
惜しむらくは、特に主人公のお相手の生徒会長さんの描写が少なく、一体どういう人なのか?どこが魅力なのか?が分からなかった点でしょう。
小さくまとまりすぎてしまってしまっていて、インパクトに欠けてしまっていますね。
ただ、主人公のドキドキがきちんと伝わっているおかげか、生徒会長さんはとっても魅力がある人なんだ!というのは十二分に伝わりました。
自分が告白する立場になった時のことを想像出来るような、普段から片思いをしているような方であれば感情移入しやすくて楽しめるのではないかなと思いました。
長編にしてもよいと思いますが、このままでも十分読める作品になってますので、ぜひ自信を持って今後も執筆をつづけてください。
陰ながら応援しております。
甘口では全力で褒めてくださいますし、普通では褒めつつも少しだけアドバイスをしてくださる、という感じです。
いずれにせよ、褒めるべきところはきちんと褒めてくださいます。
自信がなくなっているときは甘口か普通、もっと良いものを作りたいときは辛口でお願いしてみるといいかもしれません。
さんでん様の感想サービスを受けた感想
自分の心を折るつもりで、もっとうこう、激辛で、きっつい感じの感想を覚悟して依頼しました。
思っていた以上に、書き手にやる気を起こさせる、的確な感想を書いてくださいました。執筆意欲がめちゃくちゃ湧いてきます。
感想のグレードは、依頼者の希望に合わせてくださいます。
そして、辛口希望であっても、悪いところを指摘するだけではありません。
感想の根本に、さんでん様の優しさが詰まっています。
「感想を誰からももらえないし、もう書くのをやめようかな」と考えている人は、まずさんでん様に相談してみることをおすすめします。自分の何が悪かったのかが見えてきます。
いいところも悪いところも、丁寧に見つけてくださいます。
「オレンジ色の桜」が出来上がる過程はこちら。
読み直しても減らない誤字脱字は、スキルを持った人にチェックしてもらいましょう。
ココナラなら、小説の校正・校閲を依頼できます。