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ひらどーの感想サービスでのやり取り実例1|小説感想サービス

hirado311
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私、ひらどーはココナラにて、小説感想サービスを行っています。

依頼された小説を読んで感じたことを文書にして、納品するサービスです。

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感想サービスを始めたのは2018年。

「感想サービスを始めるならば、実際にどのような感想を書くのかが分かるような実例が見えるようにせねば!」と意気込んでこの記事を書いたのも2018年です。

2025年となった今もサービスを続けております。

ひらどー
ひらどー

おかげ様で、累計実績が170件を超えました!(2025年9月現在)

この記事を初めて書いた日から7年も経っていますし、感想の書き方も、物語から受け取るもの全然違うものになっているかと思われます。

ココナラ内での私のサービスのレビュー件数もかなり増えていますので、そちらをご覧人になっていただくほうが参考になるかもしれません。

ですが、この記事を書いた思い出は今でも大切なものです。

2025年にブログテーマを改装したので、コード修正のためにこの記事を手直ししましたが、内容のほとんどは当時のままです。予めご承知おき願います。

さて、この記事で今回ご紹介するのは、長編ファンタジー小説を書いている、夏野露草@Tsuyukusa00)さんとのやり取りです。

記事の途中、ちょこちょこと当時を振り返って一言入れています。今の当方の状況は、そちらを読んでいただくと参考になるかもしれません。

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夏野露草さんにいただいたDM

2018年6月、Twitter(現X)で、こんなツイートを投稿しました。

小説感想サービスをココナラ以外でも受けられるようにしましたので、無料お試しキャンペーンを行おうかな、と検討しております

・一次創作
・感想+気になった点全て聞く
・厳しい意見もどんとこい
・書いた感想などのやりとりをブログ記事で公開してもいい

という条件で、最大3名募集します

ひらどー@脱エタ宣言ブログ運営中(2018年6月8日の投稿)

そこで、一番にDMをくださったのが、夏野さんでした。

夏野露草さんのメッセージ

突然のメッセージ失礼します。無料という文字を目撃し、いてもたってもいられず応募しました。

もっと自分の作品を良くしたいので、拙作をお願いしてもよろしいでしょうか?

もちろん、見るに値しないものだと思われましたら、スルーしていただいて大丈夫です。お願いします。

有り難いお申し出でした!

無料といっても、条件があります。

  • 感想+気になった点の両方をまとめる
  • 納品する感想+気になった点と、夏野さんと私のやりとりの一部を抜粋してブログ記事にまとめる
  • 感想+気になった点を読んで不快に思うことがあるかもしれない
  • 納品ややりとりはチャットワークを使う

有料依頼では、感想のみまたは感想+気になった点で希望を選べるようにしています。「感想は聞きたいけど、指摘は聞きたくない」という方もいるので、このような形にしているのです。

今回はブログ実例を紹介する目的があったので、上記の条件がありました。

ツイートした内容と同じではあったのですが、再度確認した上で承りました。

ちなみに、チャットワークにつきましては、初めて導入するシステムだったので、使い方のテストも兼ねているとお伝えしています。

受注から納品までの日数

夏野さんに依頼されたのは、小説家になろうで連載中の「機械仕掛けの天使は闇夜を翔る」です。

詳しい内容は別記事にてまとめています。

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40万字に及ぶ大長編のファンタジー小説だったので、読了までに6を要しています。

感想と気になった点をメモしながら書いていたので、それを納品できる形態までまとめるのに1日かかりました。

全ての作業7日間で行っています。

Q
2025年現在、2018年当時の記事を改めて読んで①

ここを読んで思いましたけど、40万字を6日で読み上げるのは今はもう無理だな……と。

今は2週間くらいかかります。

当時よりも字を追うのが遅くなったのが大きいのかもですが、汲み取るものが多くなったのも要因の一つかな、と。

少なくとも、感想を1日でまとめるのは無理です。どんなに時間があって、どんなに頑張って打ち込んでも1週間はかかります。1週間以上かかるかも……。

納品した感想の抜粋

作成した感想の文字数は3,656字です。

  • 小説全体の感想
  • 冒頭の感想
  • 登場人物の感想
  • 印象深いシーン
  • 特に好きなシーン

という構成でお伝えしています。

登場人物や印象深いシーン、物語の重大なネタバレを含んだ内容を書いていますので、それ以外の感想を掲載します。

Q
2025年現在、2018年当時の記事を改めて読んで②

40万字の小説の感想を3,000文字ちょいで書くのは、今は無理です。

絶対無理。

いや、全体の感想として、総括した感想を2,000文字いくかいかないかくらいで書くことはできると思います。

ですが、場面ごとに感じたこと(好きな場面、心に残った場面など)を書いたり、気になった場面を書いたり、と全部書くとなると、もっと長くなってしまいます。

該当場面の文章を引用して書くことが多いので正確な文字数は分かりませんが、諸々合わせて3万字の文章の納品になるかもしれません。3万字で収まるのかな……。

「感じたことは全て書く」ことを信条にサービスを行っているので、感じ取るものが増えると文章量も増えます。

この後も読むと「気になってた点」は5,000字くらいで書いていたようなんですが、本当に、この頃(2018年)、よくこの文章量で書けてたなあ。

小説全体の感想

全体を通して抱いた感想は、とても優しい世界の話だ、というものでした。フェイヴァは、作中で何度も辛い思いをしています。ですが、彼女を取り巻く環境や、彼女自身の成長を見ていると、優しさを感じました。

作者である夏野さんの、作品、および登場人物たちへの愛情を感じます。その愛が、「優しい世界」だと感じました。

とてもしっかりと作り込まれている世界観の、ファンタジー物語でした。

国、宗教、土地、言語、生物、と異世界ファンタジーものでは創作しなければならない概念がたくさんあります。

それらを細かく考え、その上、作中で自然な形で出していく。すごく難しいことです。これを夏野さんは、決して説明的にならず、物語の流れを邪魔しない形で表現されています。

読者に、自然に作品について理解させる筆力がすごいです。

また、三頭の黄昏(シャマイザ)など、魔獣の独自の名前がお洒落で格好良いです。センスが素敵です。

そして、心理描写、戦闘描写、情景描写、どれにおいても丁寧に書かれていると感じました。文字を追い、その場の様子や、登場人物達の心の動きがよく伝わってきます。

冒頭の感想

私は、実をいうと、挿絵入りのweb小説が苦手です。挿絵自体が苦手なのですが、web小説でイラストが入ってきてしまうと、上手く物語に入り込めないのです。

貴作品では、冒頭にフェイヴァの絵が入っていました。ですが、そこからすんなりと物語に入り込むことができました。むしろ、絵があったおかげで、フェイヴァと同じ視点に立ち、辺りを探索する感覚になりました。

主人公がいま、どういう状況にあるのか、想像しやすかったです。
夏野さんの絵と、情景を描写する力が高いおかげだと思います。

特に好きなシーン

レイゲンについては語り尽くせません。
はじめは、ただのクールキャラ、くらいに思っていました。私の中でそれが変わったのは、レイゲンの○○○○好きが発覚したところからです。

あんなにクールな雰囲気なのに、○○○○が好きって可愛過ぎませんか!?

冷静で、孤高な雰囲気を漂わせているのに、月イチで○○○を買っていて、しかもそれを隠しているつもりなのにみんなにバレているなんて、可愛さしかありませんよ!

※この項目では登場人物の一人であるレイゲンについて語っていました。ネタバレになると判断し、当記事では伏せ字にしています。

是非本編でご確認ください。私のお話ししたことが分かるはず。

感想まとめ

ここがすごい!」と思った箇所は全力で賞賛する言葉を書きますし、苦手なところがあれば「私はここが苦手です」と素直に書きます。

登場人物については、他にもたくさん書いていますし、印象深いシーンについては、登場人物の視点に立って書いています。

この小説を読んで、私がどう思い、どう感じたのかを、全て書かせていただきました。

納品した気になった点の抜粋

気になった点は、4,907字です。本文の引用をしているので、やや多めの文字数です。

大きく分けて、以下の3点についてまとめています。

  • 文章に関すること
  • 内容に関すること
  • 疑問点

気になった点につきましても、ネタバレを含む箇所があるので、一部のみ公開します。

該当箇所は、掲載されている本編では既に修正されている可能性がありますので、予めご了承ください。

こちらは、実際に送ったテキストの画像を貼りました。

文章で気になった点

ひらどー気になった点(文章)
文章に関しては、読みにくさを感じたところを中心に書いています。

読点(、)を入れる場所や、誤字と思われる文字、長過ぎる一文を書くことが多いです。

画像の通り、「『、』だか『。』だか、意味は通ってるんだから、どっちでもいいじゃん!」と思われそうなことまで細かく書いています。

そして、読みやすさに関しては、音読したときの読みやすさより、目で見たときの読みやすさを重視している部分があります。

そのため、今回のように「い続ける」という平仮名と漢字が混じった言葉に対して「留まる」という言葉を提案しています。

内容で気になった点

ひらどー気になった点(内容)
この作品でいえば、主人公であるフェイヴァの視点に立って、物語を読んでいました。文章を読み、フェイヴァになったつもりで読んでいます。

冒頭では、フェイヴァが少年に釘付けになったのに対し、彼自身はあっさり倒されていました。

「あれ? 私は少年自体に注目したけど、フェイヴァは別のものに注目したのかな?」

ズレを感じたため、気になった点として記述しました。

全体を通して読み、疑問に思った点も書く

ひらどー気になった点疑問
上の、揺籃の使い方は、全体を通して読めば、「武器と人体を一緒に入れて造る」らしいということは分かったのですが、冒頭で記述されていた一文では、その確信を持てませんでした。

前後の文章を読むと、人体のみを入れて、造れるようなニュアンスがあったので「あれ? 武器も入れるの?」となってしまったのです。

また、二つ目に記述している点も、その前の文章から、時間経過に疑問があって記述しました。

気になった点まとめ

ご覧になっていただけると分かる通り、無視してもいいような細かい指摘を書いています。

書きながら気にしていたのは、「こんなに細かいところまで書いて大丈夫だろうか!?」ということです。

これは毎回考えています。

ですが、どんな気付きが夏野さんのためになるかわからないので、気になったことは全て書き出しました

納品後のやり取り

納品が完了した後の、夏野さんとのやり取りをそのまま掲載します。

夏野露草さんのメッセージ

メッセージありがとうございます。確認しました。
とても読み込んでくださったことが伝わってくる、気持ちのこもった文章に胸が熱くなりました。本当にありがとうございます。たくさんの時間を使ってまとめていただけたのだと思うと、頭が下がります。

ご感想はとても楽しく、ご指摘は「ああ~こんなに間違えてる〜」と悶々としながら拝読いたしました。やはり、文章を読み慣れた方から見れば、不完全な文章や疑問がボロボロ出てくるのですね。ご指摘をいただいた点については深く読み返して、参考にし修正していこうと思います。

この度は拙作をお読みいただきありがとうございました!

ひらどーのメッセージ

おはようございます。
すごく楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。

気になった点につきましては、細かく書きました。
ですが、間違いが多いかというと、そんなことはなかったと思います。
全体的に丁寧に書かれていて、文章は綺麗で読みやすかったです。
夏野さんご自身が、推敲を重ねて書かれていたのだろう、と感じました。

夏野さんご自身が、納得のいく箇所を採用していただければ、幸いです。

夏野露草さんのメッセージ

お返事、ありがとうございます。

メッセージをいただいてから、数カ所手を加えました。自分で書いているとなかなか気づけない点が多いものですから、とても助かりました。本当にありがとうございました!

私の返信は、だいぶ落ち着いた風を装っていますが、内心、かなり喜んでいます。

拳を握りしめ、

ひらどー
ひらどー

ぅおっし!

と、漏らしていました。

作者様からみて内容を理解した感想を書けたこと、作者様のお役に立てたことが分かると、ほっとすると同時に、嬉しくなります。

気になった点で細かく書いてしまっていますが、夏野さんの力はすごいです。

40万字ですよ?

私、そんなに書けたことないですよ?

8万字くらい書いて力尽きてる上に支離滅裂な内容なんですよ?

もっと自信を持って書いてくださると嬉しいです。

そして、私自身、依頼者がもっと自信を持てるような感想を書けるように精進しよう、と決意を新たにしたやり取りでした。

Q
2025年現在、2018年当時の記事を改めて読んで③

2025年現在、「機械仕掛けの天使は闇夜を翔る」は90万文字となっているようです。

すっごい大作!

これだけの文字数を物語として進行させて、しかもこれほどに長い期間を書き続けるのは並みのことではありません。すごい、としか言いようがないです。

本当にいろいろな人に読んで欲しい。この物語を。

まとめ

40万字の長編を依頼で読んだのは初めてでしたし、小説投稿サイトで公開されている作品で感想をまとめたのも初めてでした。

読みながらどんどん最新話が投稿されていたのは焦りましたね。

作業速度が更新速度より速くないと、永遠に終わらないという状況でした。

今回のご依頼のおかげで、長編小説の場合どのくらいの日数でできるのかがわかったので、私自身、とてもいい経験をさせてもらいました。

上記で紹介した小説の、詳しい内容は以下の記事で紹介しています。

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ひらどー
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小説書きブロガー
書き始めた小説を完結させられず、未完作品を大量生産した過去を持つ。 完結させる能力が身についた現在、小説の書き方を自分なりにまとめるためのブログを運営。 好きな映画、漫画の話をすることもある。
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