このブログのタイトルはもうエタるのはやめた!です。
エタってしまう人のために、もうエタらないで済むような方法をまとめていくブログを目指しています。
ブログの管理人である私、ひらどーが数々の小説をエタらせていたので、何よりも自分自身がエタらないで済むために必要な方法をまとめる場所が欲しかったというのが本音です。
ブログでエラソーなことを度々言っています。
小説書きのスペシャリストみたいな顔をしていますね。
そんなことはありません。
素人も素人、ドシロートです。
実際は色んな資料を読んだり、人から教えてもらったりして、私が「なるほど、そうなのか!」と勉強しながら書いています。
ひらどー自身が生徒なのです。
現在(2024年)では、無事、始めた物語を終わらせられるような癖がついています。
脱エタ達成しました!
しかしながらここに至るまで、何度も失敗を繰り返しています。
たくさん未完作品をつくっちゃった……
失敗を繰り返すだけでは意味がない。
そう判断し、この記事では自分がエタってしまった原因をまとめています。
さて、この「エタりの記録」を通じてできるのは、「こうしたらエタるよ!」というお話です。
私が脱エタをするまでの過程は別の記事でお話しします。
エタりに苦しむ皆さんの力になることを願い、私の失敗事例のお話ししていきます。
そもそも「エタる」ってどういう意味?
改めて「エタる」って言葉について考えてみると、なんだか変な言葉ですよね。
創作界隈では度々見かけますが、日常生活では触れることはありません。
実際、Twitter(現名称:X)をやっていた頃は(現在はSNSをしていません)ブロガー仲間さん達に「エタるって言葉、初めて聞きました」と何度も言われました。
小説書きさんから聞かれたことはなかったので、創作界隈では名の通った言葉なのかな、という認識です
この言葉の詳しい解説はこちらの記事で解説しています。
しかしながらこのブログを立ち上げてからえらい年月が経ちました。
簡単にいうと「創作した話を未完のままで終わらせてしまう」て意味です。
実際に経験したエタりパターン
さて、ここから本題です。
今まで経験したエタりパターンはこちら。
- 執筆途中で新しい作品を書きたくなる
- 執筆途中の小説データを紛失する
- 軽い気持ちで流行りものを書き始める
- 登場人物の性格・行動がわからなくなる
- 自分の書きたいものを見失う
- やる気がなくなる
- 「時間がないなぁ」と言い出す
執筆途中で新しい作品を書きたくなる
私の未完作品量産期は高校時代です。
創作意欲は湧きまくりで、治まることを知りませんでした。
勢いだけで生きていましたね。若い若い。
手をつけている作品の冒頭だけを書いて満足し、新しい作品を書き始めていました。
新しい作品を書き始めてしまうと、前まで書いていた作品には触れなくなっていきます。
結果、エタりました。
執筆途中の小説データを紛失する
最も長い間、筆を置くことになってしまったのは「執筆途中の小説データを紛失する」パターンでした。
大学生の頃、めちゃくちゃ筆が乗っていた原稿があったのですよ。
USB1本だけにデータを保存していたのですが、その1本が壊れてしまいまして。
中のデータが消えてしまいました。
バックアップを取っておかないから!
その後、2年ほど全く創作をしない期間ができてしまいました。
精神的なダメージが大きかったです。
復活した後はバックアップを取るように心がけていましたが、たまに取り忘れてしまうことも。
何個もUSBを使っていたら、どれが何のUSBだかわからなくなってしまった、というのもあります。
いまはオンラインでデータをクラウド保存が簡単にできる時代になったので、こういったエタりはなくなったのかもれません
軽い気持ちで流行りものを書き始める
私は、高校生までは出版された書籍の本しか読んだことがありませんでした。
所謂ネット小説を読むようになったのは大学入学後です。
ネット小説の中で特にハマったのが王道・テンプレと呼ばれる作品群でした。
最終的に「私も書きたい!」と思って書き始めてしまいました。
いまの王道やテンプレ、流行りと言われる作品はもちろん、当時のものとは違います
ですが、流行りものに安易に手を出すと同じような末路を辿ってしまうかな……と
王道・テンプレと呼ばれる作品は以下のことが大体決まっています。
- 世界観
- 登場人物
- 展開
予め決められたテンプレートに添ったように書かれているので、「テンプレ」と呼ばれることが多いようです
私はそういった「お決まり」が好きなので、ひたすら読み漁っていました。
これがエタりの始まりです。
途中まではさくさく書けるのですが、中盤から書けなくなりました。
序盤までは細かいことを考えなくても書けます。
なにしろ、大雑把な流れは「テンプレ」で決まっていますから。
ですが続きを書けません。
- 主人公を含む登場人物が何をしたのか
- この物語で何をしたいのか
……といったことがわからなくなってしまい、書けなくなったのです。
プロットの大切さを実感しました……
登場人物の性格・行動が分からなくなる
先ほども「軽い気持ちで流行りものを書き始める」の項目でも触れましたが、主人公を含む登場人物のことをしっかり考えておかないと、エタります。
特に、登場人物が多過ぎると処理が難しくなっていきます。
ふわっとしか設定を考えていなかった登場人物の動きに困るのです。
私が引っかかったのはこんなところです。
- このキャラクターは、この場面でどんな行動を取る?
- この場面で、このキャラクターは何をしたい? 何をしようとしている?
- そもそも、このキャラクターはどんな人間?
細かいことを考えていなかったせいで、こんなところで引っかかってしまいました。
人物の性格がわからないと行動までわからなくなります。
いまはこの対策として「登場人物の履歴書を書く」を実行しているところです。
いま(2024年現在)はこのやり方からは少し変えています!
いまの登場人物の設定の書き込み方はまた別の記事でお話しします。
自分の書きたいものを見失う
書いている途中で困ってしまうパターンはまだあります。
「自分が何を書きたいのかがわからなくなる」ことです。
ここまでの失敗を経て、物語を書き始める前にはプロットも登場人物もしっかり決めるようになりました。
わからないのはその作品の流れではなくて、「そもそも私はどんな話が好きなんだっけ?」です。
自分は、この作品で何をしたかったのだろう?
何をしたくてこの物語を書き始めたのだろう。
こういった疑問が浮かんでしまう時点でまだまだ世界観やプロットの作り込みが甘い、ということだと思われます。
こんな初歩的なところで止まってしまうこともありました。
やる気がなくなる
小説を書く上で一番の課題は「やる気との闘い」かもしれません。
私の場合、物語の3割くらい書いたところで力尽きることが多かったです。
「この後、ああしてこうしてこうなるんだよなー」
……って考えたら、一気に冷めてしまうことがたくさんありました
モチベーション維持、あるいはやる気との闘い、飽きとの闘いは、現在は大体決着がついています。
この辺りは、作業計画の立て方が上手くなってきたから解決できたのかなーと。
時間がない
自分の中で「やらない」と決めているのが「時間がない」と言い訳することです。
「時間がない」って言うのは簡単ですよね。
ライフステージが進んでいく際に、時間がないと感じるタイミングは何度も訪れます。
- 受験をするとき
- 就職するとき
- 入学・入社したばかりのとき
- 大会が控えているとき
- 結婚する直前・直後のとき
- 子どもが産まれたとき
などなど…他にもたくさんあるでしょう。
こう言ってはなんですが、大体の人がたいていいつも「時間がない」のだと思います。
そんな中で、どのくらいの時間をどうやって捻出していくかっていうのが重要なのかな、と。
私の場合、「毎日最低この時間書く!」というハードルをとにかく下げることで、「毎日書き続ける」状態を維持しました。
もしエタってしまったら?
書いている途中で「つまらないな、これ」と思っても最後まで書くのが正解です。
知ってます。
「それでもどうしてもやっぱり書けない!」
こんなことになってしまったときは、「どうして書けないのか」をメモするようにします。
メモに書く項目はこんな感じです。
- どうして「書けない」と判断したのか
- 今回の書き方の中で良いと思った点
- 今回の書き方の中で悪いと思った点
- 改善できそうな点
これらのことを箇条書きでバーッと書いていきます。
ポイントは「良かった点」も書くことです。
エタってしまうのは悪いことなので、悪いことだけに目がいきそうになります。
そこで敢えて、良かった点も書いてみます。
「このアプリを使ったのは良かった」
「この時間に書くようにしたのが良かった」
こういったことも書くことにより、次回はより良い書き方をできるようになります。
ちょっとずつ成長している実感も湧きますしね
こういった反省をしないと、何が悪くて何が良かったのかがわからないまま、がむしゃらにつっきるだけになります。
まとめ
この記事を初めて書いたときに、自分がいままでしてきた失敗事例を改めて一覧にしてまとめて見ました。
書きながら、「これがダメだったな」「これはよかったな」なんてことを考えていたのを覚えています。
たくさん失敗もしてきましたし、いっぱい遠回りもしてきました。
傍から見たら訳のわからないことを随分してきたのだろう、とも思います。
ですが、自分の中の失敗をまとめてみるっていうのはとても重要なことだったんだなぁ、とも感じました。
現に、いまはちゃんと完結させられるようになってますしね!
読み直しても減らない誤字脱字は、スキルを持った人にチェックしてもらいましょう。
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