王道・テンプレ作品はエタりやすいから要注意!その原因を解説

少女漫画の王道、少年漫画の王道……と娯楽作品には、王道と呼ばれるお決まり・お約束のパターンがあります。
ネット小説の中にもこういったお約束パターンが存在しています。
小説家になろうでは「テンプレ」というタグも作られていました。
このテンプレとは、テンプレートの略です。
テンプレートを使ったように型にはめられた物語構成の小説がこのように呼ばれています。
テンプレート(英: template)とは、「型板」や「鋳型」という意味を持つ英単語である。
テンプレートは「型に流し込んで、同じ形のものをつくりだす」ことから、一般では「定型文」「ひな形」「決まった様式」などの意味で用いられる。また、インターネット上では「テンプレ」と略して用いられる傾向があり、インターネット上で「テンプレ」と書かれた場合は、同じような文章や決まり文句が繰り返されるような状況で用いられることが多い。
好き嫌いの分かれるジャンルでもありますね。
好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いなタイプ。
このタイプのお話が好きで、且つエタり癖がある人は安易に手を出さないほうが良いです。
今回は、テンプレ作品が好きな小説書きが陥りやすい、エタりのパターンについてお話しします。
テンプレがエタる原因
小説は、書き始める前に多くのことを決めなくてはいけません。
- 世界観
- 登場人物の性格・口調・経歴
- 何人称で書くか
箇条書きでまとめると簡単そうに見えます。
ですが、世界観や登場人物に関することはしっかり決めこまないとストーリーが破綻します。
それに対して、テンプレ作品は大枠が既に決まっています。
- おおまかな世界観
- おおまかな登場人物の人数・性格・経歴
- おおまかなプロローグ
細かい設定はテンプレとして型ができているのです。
細かいことを考えずに書き出せるため、手を出しやすそうな気がしてきます。
実際、勢いだけで書き出してしまった人も多いでしょう。
そこで本当に細かいことを何も考えずに、勢いだけで書いてしまうと大抵エタります。
テンプレで決まっているのは大枠の設定だけ
先ほども申し上げましたように、テンプレではおおまかな設定が決まっています。
例として、悪役令嬢もののテンプレを上げてみます。
- 主人公は高貴な身分の女の子
- その国の王族の子と婚約していたが、いろいろあって破談となる
婚約相手が王族でなかったり、破談となる理由が各々違っていたり、この事件の後の主人公の身の振り方が変わっていたり、と細かいところでバリエーション豊かに書かれますが、枠としてはこんな感じかな、と。
なんとなーくで決めておけば考えておけば書けそうな気がしちゃいますね。
細かいことは書き始めてから考えたら良いやと、とりあえずで始めてしまうと恐らくエタります。
短編なら勢いだけで書けるかもしれませんがボリュームのある長編を書きたいときは注意が必要です。
登場人物が多い
使用するテンプレ設定にもよりますが、ものによっては多くの登場人物を必要とします。
悪役令嬢の例でいえば、
- 主人公の悪役令嬢
- 婚約者
- ヒロイン
- 取り巻き数名
- それぞれの家族
といった登場人物が出て来ます。
短編でさわりだけを書くつもりならもっと少ない人数で済みます。
しっかり書こうとすればするほど人数は増えるもの。
同時にそれぞれの性格や経歴なども書かなくてはいけなくなります。
小説書きの初心者には、登場人物の背景を考えて書き込むのが難しいのです。
テンプレ作品であっても細部まで考えておく
テンプレートで流れがある程度決められていたとしても、設定とストーリーは人に「これはこういうものだ」と説明ができるくらいには決めておきましょう。
登場人物には全員履歴書を作って、ストーリーもがっちり決め込んで…。
とまでは言いませんが、せめてその登場人物がどんな性格で、どんな目的があるのかくらいは決めておきたいです。
決めておけば書いている途中で生じる迷いは少なくて済みますが、いざ書き始めてから「これはいったいなんなんだ」と悩むと手が止まってしまいます。

テンプレートとして流れがあらかた決まっていたとしても、細かいところまで設定を考えておくと、自分独自の物語をつくることができます。
自分だけの物語を書くためにも、設定等は決め込んでおいて損はありません。
まとめ
何度も申し上げましたように、テンプレ作品は設定の大枠が決まっています。
勢いで手を出してしまいそうですが、先のことを考えずに書くとエタります。
実際、勢いだけで書き始めて完結を迎えられなかった作品は、ネット上にごろごろと転がっています。
その中に新しく自作の名を刻むことがないように、テンプレ作品を書く場合でも通常の作品と同じくらいきちんと向き合って設定を考えていきましょう。









